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Cornet “CULT Specialise”

Noel


レギュラー価格 ¥36,000
Cornet “CULT Specialise”
Cornet “CULT Specialise”
Cornet “CULT Specialise”
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Cornet “CULT Specialise”
Cornet “CULT Specialise”

※8月4日(日) Lapis Lazuli、翡翠、Howriteの3色のみ、再入荷いたしました。

→今回の入荷分は完売いたしました。また次回の入荷をお待ちくださいませ。 

 2011年より活動を開始し、現在では海外のコアなペダルギークたちからも支持されている、まさに“ブティック”という言葉が相応しい、美しいものづくりを体現した日本のエフェクターブランド“Noel”。そのNoelの処女作であり、出世作でもあるファズペダル、CornetをCULT独自にチューニングした“CULT Specialise“を紹介いたします。

 

▲CULT 細川 が所有する、2012年製のCornet

 

 Cornetは1991〜92年製のロシア製Big Muff、通称“Civil War”のサウンドからのインスピレーションを受けて設計、製作が始まったファズペダルですが、その回路、構造はBig Muffのそれとは大きく異なります。

 Big Muffは最初期である1969〜70年の仕様を除けば、基本的にPCB基板と呼ばれる機械製造の基板を用いて生産されていることに対し、Cornetはヴィンテージのラジオ、オーディオ機器、楽器用アンプなどと同様に、ラグ板と呼ばれる端子板を利用した製法で手作業のみによって組み上げられています。

 このラグ板を用いた美しい内部構造が話題を呼び、海外でもその存在が知られることとなった訳ですが、特筆すべき点は構造だけではありません。

 まず、エフェクターやアンプに詳しい方であれば、内部構造の美しさに魅了されるのと同時に、使用されているパーツのグレードが高級な真空管ギターアンプとほぼ同じであることにも気がつくはずです。

 

 抵抗は全てAllen Bradley社製のNOS品を使い、主要部のコンデンサーはすべてMallory社の150Mに統一されています。どちらも解像度が高く、音色に嫌なピークを作らないという特性を持った、非常に音楽的なパーツです。

 

 ファズの最重要パーツと呼ぶべき増幅素子には、2種類の異なる2N5133(シリコントランジスタ)を採用。1969〜75年までのBig Muffに使われていたことで知られるトランジスタですが、Big Muffということにとらわれず、太く、存在感のある歪みを作るにはうってつけのパーツと言えるでしょう。

 また、広く知られてはいないながら、Cornetはその回路自体も非常に特徴的です。インスピレーションの元となったBig Muffの回路は製造年代を問わず、常にダイオードクリッピングを使い、いわば強制的に歪みを作り出していましたが、Cornetの回路はその方式を用いず、トランジスタ自体の負荷を歪みに変えて音色を作っています。つまり、CornetはBig Muff系とも言われながら、Big Muffとは根本が異なるのです。そして、その独自の回路であるがゆえ、タッチの再現性、ギターボリュームへの追従性はオリジナルのBig Muffを凌駕するものとなっています。ゲインの高さに相反したタッチの再現性、コードの分離感、解像度の高さがCornetの大きな特徴であり、スーパーモダンなディストーション/ファズという印象を弾く人に与えるでしょう。

 

 以上の特徴は最初期のCornetから現在まで受け継がれてきた、Cornetの基礎と言うべきものでした。前置きが長くなってしまいましたが、CULTがオーダーした“CULT Specialise”は前述のCornetの基礎を守りながらも、さらにいくつかの強い拘りが込められています。

▲左が2012年製の Cornet、右が Cornet CULT Specialise

 従来のCornetCULT Specialiseの内部を比べると、CULT Specialiseはコンデンサーの数が少なく、レイアウトが整理されていることが分かると思います。これは、従来のCornetにあった3段階の高域をカットするフィルターを全て省いたためであり、結果としてより抜けの良いサウンドを会得しています。このフィルター回路の省略化は従来のCornetを愛用していたCULT 細川からのリクエストであり、『Cornetの最も美味しい音色を得られる際の音量を下げる』ための工夫でした。

 Cornetから受ける特徴の一つとして、音量を上げるに伴って音の解像度も上がるということが挙げられると思います。同特徴は多くのファズの音量調整回路でも現れることですが、このCornetでは特に顕著であると感じており、Cornetならではの最良の音色、「抜ける音の壁」を作るには、Volumeノブを大きく上げなければなりませんでした。この状態ではバンドアンサンブル内でも使うことが難しく(バンドにもよりますが)、より低い音量でCornetの最良の音色を引き出すことを課題としてCULT  Specialiseの開発は進み、その具現化に成功させています。

 

 また、このCULT Specialiseから、回した際にわずかなクリックを持ったカスタムオーダー品のポット、そしてその周囲の専用基板を採用しています。通常のポットと異なり、ノブを操作した際に「カリカリ」とした高級感のある感触を作るとともに、誤ってノブの位置を動かしてしまうことの防止にも助力します。

 

 そして、その美しい外観もCULTからのリクエストです。ラピスラズリ、翡翠、ハウライト、レッドベリル、ターコイズ、アクアマリン、ロードナイト、計7種類の鉱物を彷彿とさせる、美しいフィニッシュ。様々な画材、マテリアルを用いて、全てがNoelのビルダーであるSho Iwata氏自身の手によって再現されています。これもCULT Specialise発案当初からのコンセプトでした。

 以上のコンセプトを実現するまで、述べ数十個のサンプルを作り、発案から長い月日をかけて、文字通りやっと完成したのがこのCornet CULT Specialiseです。

 

 

 心から好きなエフェクターの一つであるCornetを、自分の理想の形でCULTから再輩出できたことをとても嬉しく思っています。ディストーションとファズの魅力をミックスした轟音、それが超高解像度でアンプから飛び出してくる快感がCornetの魅力です。バンドアンサンプル内でも絶大な音の支配力を持ち、空間を埋め尽くすような、圧倒的に広がりのあるドライブサウンドを作り出します。単に広がりのあるドライブサウンドを求めるのであれば、他のBig Muff系のファズでも事足りるかもしれません。しかし、このCornetが具える、アンサンブルの中での鮮明な存在感は他のファズでは絶対に再現できないと思います。

 Big Muffを超えた、モダンなディストーション/ファズサウンドをぜひ、ご堪能くださいませ。 

CULT 細川

 

 Noelを主催するSho Iwata氏のインタビュー記事もぜひ、併せてご一読くださいませ。

※1台1台が手作業によって塗装されており、個体によって表面の模様が異なります。表面の模様を理由とする返品はお受けでき兼ねますので、予めご了承ください。

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