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Organic Drive -Hydrā-

Organic Sounds


レギュラー価格 ¥35,000
Organic Drive -Hydrā-
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Organic Drive -Hydrā-
Organic Drive -Hydrā-
Organic Drive -Hydrā-
Organic Drive -Hydrā-
Organic Drive -Hydrā-

※こちらの商品は4月29日 21:00 より発売いたします。

 これまでヴィンテージ・ブリティッシュペダルの再現に徹していたOrganic Soundsが挑戦した初めて完全オリジナルのペダル。長い研究、開発の末にたどり着いたオーバードライブ、それがOrganic Drive “Hydra”と“Ares”です。

 コントール類は“Hydra”、“Ares”ともに、向かって左からGain、Tone、Volumeのシンプルな3つのみ。その効きは極めてストレートであり、例えばGainコントロールがクリーンミックスの役割を果たすような複雑なことはなく、いずれのコントロールもその名前の通りの働きをします。筐体内部にもスイッチやトリマーなどはありません。Organic Soundsらしい、いたってシンプルなオーバードライブペダルです。

 基本回路はOrganic Soundsのビルダー、Yusuke Watanabe氏が元々アンプの修理、設計からこの業界に足を踏み入れたということもあり、古い真空管アンプの構造から大きな影響を受けたような、シンプルでピュアなものとなっています。まさにヴィンテージアンプと同様、シンプルな素子とシンプルな回路で増幅を重ね、アンプのパワー段で自然な歪みが生まれるのと同じように、増幅素子由来の有機的なオーバードライブ・サウンドを作ります。それは「歪ませた」のではなく、増幅の末に「歪んでしまった」という言葉が似合う、作為的な歪みとは異なる質感です。その特性をそのまま活かし、Organic Soundsによって吟味された増幅素子のピュアな音色、弾き手のダイナミクスそのままを出力するのが、この“Hydra”です。

 

 

 もう一方の“Ares”がクリッピング回路を有し、より扱いやすいコンプ感と歪み量の幅を得ていることに対し、この“Hydra”はクリッピング回路を持たず、大きく歪ませようとするセクションがありません。拘りのパーツを使って超シンプルな増幅回路を作り、それを18Vで駆動させた、これが“Hydra”を最も簡潔に表した言葉でしょう。もちろん、この“Hydra”も歪みを作るオーバードライブ・ペダルではあるのですが、その歪みは増幅素子に無理な負荷をかけることで生まれており、ダイオードで無理に波形をカットして生んでいるのではありません。ダイオードクリッピング由来のコンプ感もないため、弾き心地は玄人好みです。ただし、クリッピング回路を通過しないことで得られる圧倒的に広いダイナミクスと、スポイルされずに出力されるこの回路ならではの音色は、“Hydra”の強力な個性となっています。

 オーバードライブと言うより、リッチな音色のブースターやプリアンプというような言葉が似合うような質感。回路がシンプルな分、原音のレンジの損失が少ないため、そもそもの音が太いです。しかし音域が確かに整理され、弦を弾く音の解像度が上がったように聴こえます。そして、そこにヴィンテージ・ブリティッシュアンプをこよなく愛するOrganic Soundsらしい、アタックを強調するような高域の味付けが加わります。Gainを上げて歪みを作ったとしてもギター側のボリュームに追従し、クリーンサウンドを即座に引き戻すことも容易です。そういった点からもプリアンプ的な要素を感じ取れるでしょう。 


 Organic Driveには、ゴールド、シルバー、2色のカラーバリエーションが用意されています。細かな風合いにもこだわった絶妙にマットな質感の塗装です。

 Organic Driveの開発当初、実は伝説的なオーバードライブペダル、Klon Centaur をベンチマークとしていました。Organic Driveの筐体の色には、わずかながらその名残が窺えると思います。しかし、最終的に完成したOrganic Driveの回路は、Centaur と共通する点がほとんどないような、非常にオリジナリティの高いものだったのです。逆にCentaur と大きく共通する部分と言えば、電源電圧が内部昇圧されていること、そしてトゥルーバイパスではなくバッファードバイパスであり、そのバッファー回路で特有の味付けを加えることくらいでしょう。バッファーを通ったエフェクトOff時の音色は、低域の弛みが引き締まり、速いアタックを実現します。このバッファー回路も“Hydra”、“Ares”で共通するものですが、それぞれの機種のコンセプトに合わせて、使用されているオペアンプなどは異なります。


 2種類あるOrganic Driveのうち、まず最初にこの“Hydra”が完成しました。本文にもある通り、回路は両者で全く異なるながら、当初は「打倒 Centaur」をコンセプトにしたことは事実です。実際、ヴィンテージアンプを多数所有し、アンプを含めた音作りを基本としているOrganic Soundsとしては、Centaurが持つ絶妙なブースト効果を好むのは必然的なことでしょう。そしてこの“Hydra”もCentaurと同様、アンプに良い色付けをするブースターとして機能します。むしろ、歪みエフェクターとしてではなく、ブースターとしての音色にフォーカスしたのが“Hydra”の最も特筆すべき点でしょう。弱ったアンプを生き返す、かけっぱなしのプリアンプのような使い方もオススメです。
CULT 細川
※商品写真では使用されているポットがCTS社製ですが、ALPHA社製のものを使った個体が混在します。また、使用されるパーツは予告なく変更されることがあります。予めご了承くださいませ。
Organic Driveは内部に昇圧回路を設けているため、定格9VDC以上の電圧を入力した場合、即座に故障に繋がります。外部電源で使用される際は必ず9VDCのものをお使いください。また、9V電池でも使用することが可能ですが、使用する電流量が多いため、一般的な歪みエフェクターと比べて電池の減りは早くなります。

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