Zorga Machine

Organic Sounds


レギュラー価格 ¥54,000
Zorga Machine
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※こちらは 9月24日に一度完売となりましたが、5台のみ再入荷の見込みが立ちましたので、9月29日 22:30 より再度受注を受付いたします。発送は受注から2〜3週間を予定しております。

→完売いたしました。次回の入荷予定は未定です。

 また、ご注文はおひとり様につき1台までとさせていただきます。予め、ご了承くださいませ。

 現在まで続くファズペダルの歴史の中で最も重要なモデルのひとつといって過言ではない“Sola Sound Tone Bender Mk.I ”。世界で2番目に市販されたファズペダルであり、同時にイギリス初のファズペダルとして、1965年にフリーランスのエンジニアだったゲイリー・ハーストによって開発されたモデルです。まだエフェクターの市場に大規模なマニファクチュアリングの無い時代、ハンドメイドによって限られた数のみ作られた同モデルの現存数は、世界中でわずか10数台前後とも言われています。

 そのTone Bender Mk.Iが生まれたのと同年、1965年に早くもそのコピー品とも呼ぶべきエフェクターがイギリスで生まれていたことをご存知でしょうか? Ritchie Blackmoreが使用したTreble Boosterを作っていたことでも知られる、(John)Hornby Skewesというメーカーから発売された、Zonk Machineというファズペダルです。

▲Organic Soundsが保有する1965〜66年製のZonk Machine

 

 元となったTone Bender Mk.Iとほぼ同じ形をしていながらそのサイズは一回り小さく、非常に軽いアルミ製の筐体。その筐体には先述の著名なTreble Boosterと同様の淡い青色のハンマー塗装。内部の基板、使用されたコンポーネントには様々なバリエーションが存在しますが、その回路は基本的にTone Bender Mk.Iと“ほぼ”同様です。つまり、限りなく入手不可能に近いTone Bender Mk.Iの音色を知れる唯一のヒントが、この同じ年に同じ国で作られたクローン、Zonk Machineの存在なのです。

 しかし、両者の回路は“ほぼ”同じでありながらも、細かな部分には違いが存在しています。上部に掲載したZonk Machineの回路と信頼できるソースから得たTone Bender Mk.Iの回路を比較すると、2箇所のカップリングコンデンサーの値、そして初段トランジスタのバイアス値に特筆すべき違いが存在します。(Zonk Machineには様々なバリエーションがあるため、一概に全てのZonk Machineの回路に共通しているとは限りません)

 具体的には、上記のZonk MachineはTone Bender Mk.Iよりもカップリングコンデンサーの値が低い箇所が複数あり、それにしたがって中低域の量感は減り、トランジスタのバイアス値の違いはサステインにかかるゲート感に違いを生じさせます。これらの違いはTone Bender Mk.IのコピーであるはずのZonk Machineに独自のキャラクター性をもたらし、Zonk Machineにならではの魅力を生み出しているのです。しかし、そのZonk Machineも当時に多くは生産されておらず、Tone Bender Mk.Iほどではないながらもほとんど現存していません。

 そのユニークなキャラクター性を持ったZonk MachineをOrganic Soundsが隅々までコピーした、Zorga Machineを紹介しましょう。

 

 ご覧の通り、その姿形は先に紹介したオリジナルのZonk Machineとほぼ同じにまで再現されています。ジャックや基板上にある抵抗の種類には違いがありますが(写真のオリジナルZonk Machineは抵抗がMorganite製、ジャックはCliff製のプラスチックナットタイプ、Zorga Machineの抵抗は全てIskra製、ジャックはCliff製のメタルナットタイプとなります)、どれもがZonk Machineで使用された経歴のあるコンポーネントであり、入手性と耐久性を考慮した結果、Zorga Machineではこの組み合わせを採用しています。

 使用されたトランジスタはTexas Instruments製2G306、Mullad製OC71、OC44の3石。いうまでもなく、どれも1960年代に作られたヴィンテージ品で、オリジナルのZonk Machineの仕様を踏襲し、同時にオリジナルの音色を再現するものが選定されています。絶妙なゲート感を伴う音色、独特の弾き心地は、この部分に由来しています。「ゲート感を消し、スムースなファズサウンドを作ることは容易である」とOrganic Soundsは語りますが、「そこにZonk Machineの個性はない」という理由から、あえて独特の癖を完全に再現したとのことです。

 

 

 トランジスタだけでなく、ジャックとフットスイッチ以外の内部コンポーネントは“全て”ヴィンテージ品。配線材ですら、全てヴィンテージのイギリス製というから驚きです。ノブは近年のものではありますが、オリジナルと同形状のイギリス製のものを使用しています。

 以上の強いこだわりから再現されたZonk Machineならではのヴィンテージファズ然とした強い個性を持った音色、弾き心地。Zorga Machineの音だけを聴いて、現代に生まれたファズペダルであるとは到底思えないはずです。ギターボリュームとの関係性や、ピッキングの強弱によって変化するサステインの長さを考慮して演奏しなければいけないという、現代の便利なエフェクターにはない特性は、ギターを演奏することの楽しみを再確認させてくれるでしょう。

 

 

 オリジナルのZonk Machineを手に入れることは非常に困難であり、その分、コレクションする意義もあるわけですが、このZorga MachineをもってすればオリジナルのZonk Machineと同等の満足感を提供できるはずです。Zorga Machineの誕生以降、50万円前後の価格でも取引されるZonk Machineを買う理由は大きく減るかもしれません。

 

CULT 細川

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