Access Denied
IMPORTANT! If you’re a store owner, please make sure you have Customer accounts enabled in your Store Admin, as you have customer based locks set up with EasyLockdown app. Enable Customer Accounts
様々な仕様があり、世界に数多のコレクターがいるBig Muffの中でも、伝説的な1台が入荷しました。1973〜1976年の“Ram's Head”期の中でも特に現存数が少ない、“47”と呼ばれる非常に珍しい仕様を持った個体です。

1973年〜1976年に作られたBig Muffは、筐体表面の右下にElectro-Harmonixのロゴマークを配したデザインがあつらわれています。このロゴマークは、Electro-Harmonix社の創業者であるMike Matthewsのかつてのルームメイトが書いた女性の顔が元となっているそうですが(本人から聞いたことがあります)、その顔が羊に見えることから、Ram's Head(羊の頭部、顔)という愛称が付いたのです。Big Muffは複数回のマイナーチェンジを経ており、このロゴマークを配したデザインはそれ以前、それ以降には使われていないため、Ram's Headはたった3年強の間しか作られていません。そのRam's Head期の中でも使用パーツ、回路の定数の変更が目まぐるしく行われおり、無数と言えるほどの異なる仕様があるのです。その中でも今回入荷した“47”は、Big Muffファン垂涎の特殊仕様なのです。

これが“47”仕様のBig Muffの基板です。Ram's Headは時期によって基板自体も異なりますが、裏面が明るい茶色、表面がアイボリー色の基板は特に初期に作られたものの特徴です。また、セラミックコンデンサーが採用されていることも同様に初期の特徴です。

搭載されているトランジスタは、Fairchild社製のS36999。重厚、濃厚な音色を作り出す、初期Big Muffの核となる部品です。Sから始まる型番はFairchild社製のハウスナンバー、いわゆる特注品のため、現代において手に入れることは不可能に限りなく近い部品となります。この素晴らしいトランジスタを搭載した黄金期のBig Muffということだけでも素晴らしいのですが、“47”はその回路に特別な意味があります。




上記の写真のコンデンサー、抵抗の値がどれも47にまつわる数字になっているのがお分かりでしょうか。通常は0.1μF、1.0μFというようなカップリングコンデンサーの値が0.47μFとなっており、その他の帰還部に配されたコンデンサーも470pF、0.047μFとなっているのです。その他、後年には430KΩとなる一部の抵抗値も470KΩとなっています。明らかに意図的と思われる定数設定ですが、なぜこんな仕様が作られたのか、全くの謎です。しかし、こういった遊び心とも思えるような定数設定で作られたBig Muffは後にも先にもこの“47”だけであり、世界中のコレクターが注目している幻の仕様となっているのです。
私(CULT 細川)は複数台の“47”を試したことがありますが、どの個体も基本的に禍々しいほどに太く、そして歪みの質も後年のRam's Headと比べて粒が荒く、オルタナティブな音色です。これは明らかに上記の定数設定が作り出していると思われます。また、使われているトランジスタのゲインが高いことも特徴で、よりファズらしい音色を得る結果となっています。

▲ポットデイトは1973年。本体の製造年も同年と思われます。


▲Tone、Sustainのポットはオリジナルとなりますが、Volumeのみ、ポットが交換されています。とはいえ、交換に使われているポットは1974年製のCTSのもので、センスのないリペアではありません。D型シャフトのものを選んで使っているため、ノブも変わらずオリジナルのものが装着されています。

▲On/Offスイッチはナットで止められており、交換されている可能性もございます。しかし、使われているスイッチは他のRam's Headに使われているものと同メーカーのヴィンテージ品であり、ハンダ面の外観にも経年がみられるため、オリジナルの仕様である可能性もあります。上記、機構部品のリプレイスはありながらも、基板に載っているパーツは全てオリジナルを保っています。
Ram's Headの中でも初期にしかない、特別な回路定数。それゆえのジリジリとしたファズらしい飽和感と、唸るような音の太さ。この“47”の存在を知らなかった方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの“47”をピンポイントで再現したリプロダクト品すらも存在するほど、Big Muffファンの間では伝説的に語られる仕様です。ぜひ、数少ないこの機会をお見逃しなく。
製造年:1973年
希少性:8 / 10(現在での流通量がほとんど無く、多くても5年に1~3回程度しか取引されない)
付属品:なし
改造歴:Volumeポット交換、電源スイッチ交換の可能性あり
状態:塗装剥がれや傷あり。動作良好。
動作保証:3ヵ月(代替パーツでの修理となる可能性が高いです)
備考:
関連する商品
Invalid password
Enter