【CULT PEDAL SHOW】 SPECIAL Q&A
CULT PEDAL SHOW のチケットをご予約いただく際、任意で出演者、主催者への質問事項をお伺いし、イベントでお答えする予定でしたが、当日のスケジュールの関係で(笑)、事前に質問にお答えするページを作りました!
不定期ではありますが、出演者と主催者、計3者でのディスカッションの内容を随時アップしていきます。ヴィンテージファズとの付き合い方の参考になれば幸いです。
また、ご質問はCULT PEDAL SHOWのチケット予約の際にお気軽にどうぞ。
(質問 1)
『ゲルマニウムダイオードの温度による変化』、『ゲルマのFuzz Faceで、寒い時の温め方。良い音にする為の「適切、最適な」手順があれば教えてください。』
ゲルマニウムダイオードって温度で変化する?
ダイオード変化しますよ!ケンタウルスとか、冬は帰ってから部屋あったまるまで音出ないですもん
へーそうなんだ!
なもんで、僕はエアコンくらいでしかあっためる方法知らないんですけど、識者であるお二人は何かご存知でしょうか?笑
私もエアコン派だけど温度でそんなに差が出るようなファズは手放します笑
少なくとも良いファズ(?)は大体どんな温度でも良い音出るイメージ
明らかに名解答!!
なるほど。私は冗談抜きで、寒い部屋で急にギター弾かないからわかんないんすよね…今までマジでFuzz Faceが「寒くて調子悪い」etcも実感した事なくて。あと店(Hoochie's 渋谷)に置いてると急激に温度下がらないからかなー
村田さんと感覚似てるかも。10度~35度くらいまでは正常の動作の範囲でなんとかなる笑
確かに、寒い部屋で急にギター弾くとか、僕の行動がおかしいですね笑
一人で爆笑しちゃった
ちなみに、冷凍庫で冷やした電池とドライヤーであっためた電池を比べると、あっためた電池の方が露骨に音が良いです笑
(冷たい電池は)ローが出ないっすよ。まぁ、すぐに常温になってローが出るようになるんですけど笑
みんな色々実験するんだねー。
(質問 2)
『今までで、1番好感が持てたリイシューは何ですか? その理由は?』
この質問も2件ありました。好きなリイシュー、何かありますか?
Tone Bender MKIはJerms一択。
他は抜けすぎたり軽すぎたり。やっぱり本物を手元に持って製作している人はひと味もふた味も違います。
素晴らしい回答だと思います!評価の高いD*A*Mはどうでしょうか?物によってはイケてると思うのですが。
Tone Bender MKIIは...そもそもショートボードのリイシューは少ないですが、以前Macarisで出してたBlue Meanieは良い感じでした。これはD*A*Mですね。しかし、難しいのはD*A*M、Pigdog、Castledine、Jermsは製作時期によって音が変わるんです。
逆に言うと、時期を選べばどれも良いってことでしょうか?
そう言えますね。
理想的には、Pigdogのパーツと配線の取り回しにJermsの耳、D*A*Mのクオリティ(個体差がそれでも少ない方かと)、Castledine Magicが揃っている個体がベスト笑
Castledineに修理に出すと、ただの修理じゃなくて音が格段にビンテージっぽくなって返ってくるんですよ。村田さんが一番よくご存知かと思いますが。私も手持ちのMarshall Supa Fuzz 2台はCastledineにメンテしてもらっています。
Fuzz Faceは今まで試した中だと、ゲルマニウム系はフルアップしたときはリイシューでもかなり似てるんですが、ギター側のボリュームを絞った時に差が出る気がします。オリジナルは自然な感じにクリーンになるんですが、リイシューは変にコンプかかったというか、キラキラを狙った音になるんです。
ちなみに好感が持てた...というのはオリジナルに限りなく近い音が出ることが基準です。なのでオリジナルの悪いところも再現しているとポイント高いです。個人的にはD*A*Mは良すぎるんです笑
なるほど!確かにD*A*Mは良すぎる!僕はCULTの立場を抜きにしても、Fuzz FaceはOrganic Sounds、Tone Benderは初期~中期のD*A*M、そしてやはりOrganic SoundsのOC81モデルですね。Pig Dogは一部のモデル(Tone Bender MK IIを3台くらい)しか弾いたことありませんが、どれもダメでした。。。
(Pig Dogは)その代わりパーツへのこだわりは誰にも負けない。あと、Organic SoundsのOC81は反則ですよ笑 特注品ですから笑 あのクオリティをすべての製品で維持できたら最強です。
村田さんはどうでしょうか?
大体朴さんと同じですね。D*A*M HEADBUZZ(Fuzz Faceクローン)は自分でオファーしたという事もありますが、音色の再現度は高かった思います。D*A*Mは頼まなくてもゲルマとシリコンで抵抗の種類などパーツ構成を変えてくれたり、トランジスタの入手にめちゃめちゃ時間をかけて間違いないものを探してくれたり。ただ、あの人は「今回サンプルにするFuzz Face」というのが決まっていて、それがマニアックな個体だったりするのが難しい。あと全体的に「良すぎる」ってやつですね。古いペダルのリペアを頼むとすごいレベルで返ってくる。
Pigdogとかは朴さんの言う事と大体同じ。外見/中身がかっこいい奴は大体音がイマイチな印象あります。そう言う意味では、ジョージトリップス関連はパーツ構成は中途半端だけど、マスプロであの音はすごいと思う。外見に関してはこの前Twitterに上がってたOrganic SoundsのFuzz Faceが過去最高にすごい出来でしたね。
あれはびっくりした。音聞いた事ないので期待してます。
'66 Orga Faceの筐体特注仕様ですね。
(CULT PEDAL SHOWで披露します & 各所に拘ったCULT特別仕様をオーダー中です。お楽しみに!)
HEAD BUZZって村田さんがオファーしたものだったんですか?
HEADBUZZは僕がオーダーしたんすよ。D*A*MのTone Bender MKIIに衝撃を受けて。だったらFuzz Faceも作ってよ!って。ああいうレベルで再現してる人ってあの当時いなかったから。
https://hoochiesblog.blogspot.com/2009/07/dam-head-buzz-fuzz-now-in-stock.html
2009年の話ですね。もう10年前か!
話戻りますが、Pigdogはほんとロット次第。実機を手元に置いているかいないかで再現度が違うんです。
例えば、PigdogがBuzzaroundの再現をやった最初のロットがSpectra Fuzzなんですが、それは実機を借りて作ったのでクオリティは抜群に良かったです。その次のロットから本人は実機を持っていなかったので、どんどん音が変わっていって、最近のはゲート感が強めになっちゃった。見た目はどんどん本物に近くなっていったんですけどね笑
基本的にはノイズをすごく気にする人なので、全体的に若干ゲーティになる傾向があります。
D*A*MもJermsも時期によって違って、しかも時期を選べばどれも良いって話でしたが、その二者はどの時期を選ぶとどうなるんでしょう?
Jermsはどちらかというとパーツの入手状況次第ってとこがあります。
Jermsは音が違うって感じよね。パーツが変わって、ちゃんと音も変わるという。
そうそう笑 あの人の十八番のTone Bender MK IはTI 2G381(ゲルマニウムトランジスタ)が手に入るか入らないか次第で作ったり作らなかったり。2G381Aを使ったり他のトランジスタを使うこともありますね。
ね。音は違うけど、シリアル10番代のTone Bender MK Iと最近のTone Bender MK Iとあんまり印象変わらない。
ほんとコンスタント。D*A*Mの極初期は2G381使ってたんだけど、それ以降使っているの見たことない。ちなみに、2G381が使われている個体は出たら2000ドル 笑
D*A*MのTone Bender MK IIは、どちらかというとトランジスタの種類で狙っている音も変えてる印象。だからGreen BastardもBlue Meanieも明確に狙ってる音があるし、商品説明にもこのトランジスタはどうだとかきちんと説明されてるイメージ。
これは一方的な見解だけど、D*A*Mってトランジスタの選択に異常に気を遣うんじゃないかと思ってて。NKTとかBC183とか、彼が納得できるモノが手に入るまで生産に取りかかってくれないし。だからD*A*M放出のはじかれたトランジスタが市場に溢れてた時期ありましたよね。
なるほど。確かにそうかもですね。
良し悪しより、その個体、時期ごとのそういった違いが自分に合うかどうかを見極めよう、みたいなことなんですかね。
そうだね。その時期の個体の再現、っていうのが彼らの本当の目的なのかもしれない。10個作ることじゃなくて。
だから修理はすごいレベルで返ってくるのかも。
アーティストですね。画家とかと同じで、その時期ごとの作風があるという。
うんうん。D*A*MとPigdogはその傾向かと。Castledineはメジャーどころはあまり作らないし、JermsはMK Iが主戦場。
MK Iが主戦場って、ワードの異様さがヤバイです笑
(質問 3)
「出演者さん、主催者さんおすすめのアンプやギターとの組み合わせを知りたいです。ファズは使い方によって表情を変えるので、色々な可能性を知りたいです。」
「各種Fuzzを楽しむために、ギター以外でも、アンプやその他の機材でオススメがあれば、お伺いしたいです。自宅など個人で楽しむ場合とバンド等現場で使う場合それぞれについて教えてください。」
これは一言で片付けることができます笑
おお!鶴の一声をお願いします!
ワクワク
当時の人が使っていた組み合わせが今のところベスト 笑
説 得 力 ! !
言い得て妙。終了。
いやいや、もう少し優しく笑
半分は冗談です 笑
でも、当時にそのファズを設計した人が聞いていた音はそれってことですもんね。
そうそう笑 設計思考が当時の機材をベースに考えているので。
良いと思うか、悪いと思うか、感じる人はそれぞれでしょうが、それが一つの正解であることは間違い無いと思います。
そうそう、だから半分本気 笑
あとは例えば、当時の人でレスポールとかハムバッカーとファズを組み合わせる人って極端に少ないんです。
どんな理由があると思います?
サステイン。レスポールとかが主流になる前はシングルとか非力なハムがほとんどで、ファズはサステインを得るためのアタッチメントでしかないんです。当時のインタビューであの毛羽立ち感が好きとか、そういう人は見たことないです。
もちろんハムとファズの組み合わせは私も好きですが、当時の設計思想はそういうことではなかったってことです。
なるほど。設計思想をベースに考えると、ってことですね。サスティンの話も同意できます。
私の持論です。ファズに限ってですが、
・ハイエンドケーブル使わない
・アンプは歪まなければ小音量ならトランジスタの方がいいかも
・アンプは適度にクランチさせる
・FUZZにつなぐエフェクトは必ず有りと無しで音の違いチェックして使う
・ハイパワーピックアップのギターはヴィンテージファズに繋がない
ハムの一件は難しいけど、Tone Bender MK IIIなんかは全然いいよね。Fuzz Faceみたいな2トランジスタはダメなことが多い。頭打ちしちゃう。初期のファズはちゃんとゲートかけて不要なノイズを出さないようにしてる。Tone Benderなんかは(内部に)シールドケーブルを使って極限までノイズを抑えてる。だからシングルコイルでノイズがー…ということがない。
トランジスタアンプの方が良いってのは意外でした。これは真空管アンプが小音量では良い音がしないって理由からでしょうか?
そうです。小音量で鳴らすチューブアンプなんて…って思ってます。1Wとか4Wのチューブアンプって、フルアップでいい音になるようにしてあるから、自宅ではほとんど意味ないし。
ハイエンドケーブルを使わないってのはどんな理由からでしょうか?
朴さんのアンプの話じゃないけど、当時のケーブルの特性と違いすぎて変な挙動に感じます。歪みにくくなったりする。
ハイエンドでもいいやつあるけどね。
お二人とも、ファズの歴史をちゃんと考慮した上で使うってのが素晴らしいですね。
朴さんと僕が2人で話すときは当時の音の再現の事しか考えてないすからね…
まぁ、私が伝えたいことはシンプルなんですけど、当時の組み合わせって実はかなり拘ってるんですよね。
あり物を組み合わせたって表現をよく見るけど、決してそんなことはない。当時だっていろんな斬新な機材が次から次へと開発されて、その中でプロの人たちがたどり着いた一つの答えがあの組み合わせなんだと思います。
だから私はそれがスタート地点だと考えています。そこを理解して初めて、そのファズについて理解できたと言えると思うんです。
朴さんの意見、説得力ありますね!!!
背筋が伸びますね!笑
僕の意見は恐らく、お二人と全然違くて笑
ギターはお二人と同じように低出力の方が良くて、それは音が潰れないようにって意味合いです。
Fuzz Face、Tone Benderの場合ならアンプは絶対に真空管。スピーカーは12インチ以上の大きさ。手元のボリュームをいじって音色を変えるなら、アンプは少しクランチしていても良いと思っていますが、アンプは基本的にクリーンでクセのないもの。
例えば歪まないものであれば、Hiwattの70年代以前のモデルはどれも良いと思いますし、Fenderなら古いモデルよりも近年のHot Rod以降のモデルの方が合うと思います。Fenderのその当時(60年代)からあるモデルはどれもクセがあって、Tone Bender、Fuzz Faceを使う上では合わないと思っています。
私も今のところ同意です。クランチまでとか、まさにその通りだと思っていて、ジミヘンはアンプをフルテンにしてファズでプッシュとかたまに見かけますけど...それでいい音出た試しがない笑 それでジミヘンと同じ音が出るなら逆にやり方を教えてほしいです笑
Fenderはツイードはどうでしょう?
ツイードは基本的にBassman、High Power Twinとか以外は合わないと考えています。
他のモデルは基本的にどれも中域が強く、EQコントロールの引っかかるポイントもFuzzと合わないと思います。
なるほど。以前コーネルのロマニー(12インチ)をメインの比較用アンプにしていたことがあって、ファズを入れるとどれもツイードの歪になるという悩みを抱えていました笑 それはそれでファズ受けは良いので良い音でしたが。EQカットが特に良かったですね。EQ通すともはやツイード以外の何者でもない感じでした。
そうなんですよ!ツイードの音しかしないんです!で、ツイードらしさが薄く、汎用性の高いツイード期のアンプがBassmanやTwinだと思います。
納得です。銀と黒パネはフルテンでやっとファズ受けしてくれるのかな...って感じです笑 それもまた銀パネ黒パネの音ですが笑
ただ、一番合わないのはJC 笑。それを緩和させるためにはアンプを少し歪ませる工夫が有用かなと思っています。
例外的に良いのが、Marshallの100W系。相性が良いとか悪いとかではなく、これはこれでいいなと思わせてくれる音になるって感じです。
なるほど。JC系は触ったことすらないです笑
でも、当時の本当に良い機材を見つけ当てるのは難しいので、むしろ現代のアンプでフラット目なものの方が良かったりしますね。KochのStudio Tone 40、CarrのVincentなども良いです。
ちなみに、Big Muffはアンプとギター関係なくBig Muffになるのでいいですよ笑
二人と概ね同じ意見です。さっきの僕の話は「家で限定」、「小音量限定」の話として捉えてください。楽器屋的発想です笑
音量上げられるなら最近のセラミックスピーカー搭載VOX AC30 C2がベストだと思います。
村田さんの説明の仕方が一番みんなにとって実用的ですけどね 笑 かなり具体的。
よく相談されて答えてる内容ですね。自分で鳴らすときはHIWATT、JTM、VOXがあるんでそれです。ファズによって使い分けるって感じです。僕は家ではVOX Pathfinder10で十分でした笑
今はOX(Universal Audio/ スピーカーモデリングを搭載したロードボックス)があるんでアンプ持ちの人にはそれを推奨してます。
家で、っていう限定を忘れる、社会と乖離した僕ら笑
そんな細川さんにですが、アンプは当時のPAアンプが抜群に良いです。安いですしね。ちなみに、私もOXが前提です笑
ほとんどの人は家で悩んで、スタジオのアンプで悩んで…
悩み多き現代人ギタリスト...
ファズの特性だけ追求しちゃうとそこから出られないよね…だから最初の朴さんの話に戻っちゃう。当時のセットアップから始めろと。
でかい真空管アンプを家で小音量で鳴らすのはどう思います?
でかいアンプ小音量問題ね。アッテネーターかました瞬間に無くなる倍音とか。
アッテネーター問題もね笑
(真空管アンプを小音量で鳴らすことは)ものによってはアリだと思います。アッテネーターは音が変わり過ぎて、それが好きな変わり方なら良いと思います。
もちろんモノによっては。アッテネーターかますと、結構ツイードと同じ現象になると思う。
あと、アッテネータあると安心しきって、通常では使わないセッティングで音作りを始めてしまう問題も。その辺は難しいよね。
それだけにOXは良いらしいですね。僕はここ数年で出たモデルは試したことないんですよね、、、
OXスピーカー鳴らさないからね笑
でも、本物を持ってて、本物の特性を知ってると、違う環境で真似しやすくはなりますよね。たとえアンプシミュレーターをヘッドフォンで聴くにしても。
そうそう。キャビシミュは気をつけないと●▲%■ $☆★※みたいに全部同じ音になっちゃうから。良い音だから良いんだけど、キャビシミュだけでやってると、実際のアンプ鳴らしたときに違和感あるかも。だからオリジナルキャビも知らないといけない。知ってるとキャビシミュで良い音が出せる。本当にマニアが当時のマイクまで集めだしちゃう心境はよくわかる。
搭載されているスピーカー自体が鳴ってる感覚、ありますよね。
コーンクライとかバズとか。脳内再生できるかどうか?とかね。この辺でマイキングしてる感じ、とか。
だから私は当時の音源を聴いて、機材を揃えて、それと同じ音が出る設定をOXで探します笑
あれ?ファズの話ですよね?笑笑
ファズはそこまで行っちゃうから怖いんだよ笑
ここらへんでやめときましょう笑笑
(質問 4)
「ヴィンテージエフェクターは物理的に経年変化によるパーツの劣化があると思われますが、新品当時の音と現在の音に大きな差ができている可能性はないですか。」
お二方はパーツの劣化を感じることあります?そして、それは具体的にどんな時に感じました?
劣化ポイントで言えば、Fuzz Faceなどファズに関してはまず接点類の劣化。この間も魚頭くん(業界では有名なヴィンテージアンプに特化した個人の修理業者)にファズを貸したらすごく良くなって返ってきたんだけど、それは魚頭くんが色々細かくクリーニングしてくれたからだった笑。
同じく、ポットの劣化と不良で音色に変化が出ているものが多かったです。動作不良とか音がダメなヤツはコンデンサーの容量抜けに起因する事も多いよね。アンプと同じで。
で、この質問はヴィンテージが新品時の音と今の音で違いがあるのでは?って質問ですよね?例えば66年のFuzz Faceは当時の音と、今ここにある状態では音が違うのでは?という。
それは違うだろうと思います。やっぱり当時はもっと元気だったと思う。キラッと成分も多かったと個人的には思う。
あと電池の感じが現在のものとだいぶ違うだろうなーっという。当時の電池ってクオリティー的にどうだった?と思う。Rangemasterとかチェックした時に古いタイプのバッテリーではSAG感とか全然違って。電圧が下がってるからかな?と思って同じくらいの電圧の現行の電池で試したんだけど全然違うんだよね。
だからそもそも出てた音が違うだろう、とも思う。
不良が出る箇所ってのは村田さんの言う通りだと思いますね。配線材で音が変わるっていうなら、接点の状態で音が変わるのは当たり前ですもんね。
ギターでもドラムでもなんでも、新品のもののキラッと成分が多いのも解ります。
今回の疑問とは直接関係ないのですが、電池の話の延長で、今と当時の発電技術とか送電技術の違いで、当時に鳴らされてた音は今と完全に同じにはならないと思います。
個人的には以下の2つに大きく分けられると思っています。
①パーツの劣化による音の変化
②接点類/配線類の劣化による故障
と言っても、①と②の間の線引きも難しく、村田さんが言う接点/配線の劣化もパーツの劣化と同じように扱うこともできますが、どちらかというと接点/配線が劣化すると本来の音ではなくなるケースが多いので(劣化ではなく)故障に近いのかなとも思っています。
で、質問に戻ると、おそらくコンデンサやトランジスタ等のパーツの劣化のことを言ってるのかなと想像しますが、個人的には当時の音とドラスティックに違うかと言われれば、そうでもないんじゃないかなと思います。だって、今でもその機材を使えば当時の音源等で聴ける音が出ますから笑
ただ、村田さんと何度も検証して分かったことですが、状態が良いヴィンテージファズはボロボロのファズと比べて音も「若い」傾向にあることも事実です。
それでも、結論はヴィンテージの音なんですよね。例えばピカピカのTone Bender MKIIとボロボロのMKIIとで音の違いはありますが、ビンテージのMKIIと例えばD*A*MのMKIIの違いほど大きくはない。せいぜい個体差の範疇に収まる差だと考えています。
逆に言えば、当時のパーツを当時の製法で作れば、今もヴィンテージの個体差の範疇に収まる製品が作れる、と。どうでしょうか?
今回の質問の意図の1つはおそらく、「ヴィンテージパーツを使ってヴィンテージファズを作るメーカーがそれなりにあるのに、なんでヴィンテージと同じ音のするエフェクターが世の中にこんなにも少ないの?」ってことなんだと思うんですよ。
要約すれば、ヴィンテージと現行品の音の違いは何に起因するものなのか、ってことですね。これはかなり難しいテーマだと思うのですが、お二人はそれが経年劣化や変化だと思いますか?
あれ、なんか真面目な情報番組みたいになってます?笑
なんでヴィンテージと同じ音がしないのか!?トランジスタをNOSにして、コンデンサーをNOSにして…でもなんか違う、ってヤツですよね。
僕の実験ではケースとケーブル、と言うことになりました。まずUKの凄腕連中はリペアは本当にすごいレベル。でも製品は新品感がある。
で、彼らのレプリカをヴィンテージケースに載せてみると音は変わる。でも、ヴィンテージよりはたくましい感じになる。でも、ケーブルを移植すると近いニュアンスになる、って事は経験した。
Orgaround(現在ではなく、かつての最初期のロット)の時もケーブルを60年代だか70年代だかに変えてもらったら随分よくなった気がする。
パーツ/コンポーネントは最も重要だと思うけど、追い込んでいくと最後はそこ(ケーブル、ケース)かなと思う。ケーブルだけ変えても意味ないと思うけど。最新のストラトにヴィンテージ配線材入れた音みたいな、あんな違和感。ハイ・インピーダンス信号を扱ってるファズなんかだと、そう言う部分が結構音に影響すると思う。Tone Benderなんか特にシールド線で取り回してるから、余計にそれを感じます。
Fuzz Faceとかワウの底板変えても音変わるけど、それは最後の詰めって感じで。それがどれだけ意味があるかは、裏板を交換する前のペダルのサウンドに依存すると思う。
良いですね~泥沼になって来ましたね~笑
だからぶっ壊れたBC108とかのFuzz Faceを70年代のトランジスタに替えてもなかなか許せる音になる。逆に現行品にNOSトランジスタ載せても「ふーん?」って感じだったなー。
僕も筐体の実験は以前に随分やりましたね。もちろん、ヴィンテージFuzz Faceの筐体だけを使った音色の変化もやりましたし、裏蓋のことも経験しました。
やるよね笑 暇だったのかな?
他にもケンタウルスの筐体も音が良いんですよ。あれに入れるだけで音が適度に締まって、解像度も上がったように聞こえる。そして、ケンタウルスも裏蓋の開け閉めで音が変わります。Fuzz Faceもケンタウルスも裏蓋に結構な質量があることが影響力の大きい原因でしょうね。
ただ、ワイヤーの件は未経験です。もちろん、配線材自体はアホほど研究しましたし、自分でも作るくらいにはなりましたけどね。
新品のFuzz FaceとヴィンテージのFuzz Faceの基板だけをそれぞれ交換したらどんなことになるのか?興味あります。
だってあんなショボい配線材で繋いでるんだよ?ブチブチ切れちゃうしさ。
今思えば、66~67年のFuzz Faceに使われているものと同じ組成、太さのRSの配線材をOrganic SoundsのYusuke Watanabeさんにあげるんじゃなかったなぁ笑
https://www.instagram.com/p/BpMoLSbHSxw/
それはOrganic Soundsに商品として還元してもらえば…笑
フットスイッチも音は痩せるし。音がいいとか悪いじゃなくて、単純に変化するでしょう。あれがINとOUTにあるんだしね。
CULT特別仕様で強要しておきます笑
フットスイッチも音変わりますね!12~13種類くらいは試したことあります!
今まさにホンダさんのSPICEの出番かもしれない笑
禁断のSPICE!!笑笑
あの人も配線材チェックやってたんだろうなー。
ちなみに、今回の質問内容に対する僕の答えなんですけど、「パーツの経年変化、劣化がヴィンテージの音を作っているか否か」、これはNOだと思います。
オリジナルTS回路の開発でお馴染みの田村さんに聞いたことがあるんですけど、ヴィンテージのTSからパーツを引っこ抜いて劣化具合測っても、そんな劣化してないって話なんですよ。基本的には、ジャック、ポットなどの機構部品以外はあまり劣化していないことが殆どだそうです。
ただし、コンデンサーは湿度、温度で確実に劣化するので、温度、使用年数などを代入して劣化具合を測るような式なんてものもあるそうです。アンプの真空管近くの電界コンは露骨に劣化するのが当たり前なので、これは疑う余地なしですよね。
まぁつまり、今のヴィンテージは新品の当時からその音だったって考える他ないんですよ。極端な環境に置かれていたものはコンデンサーの劣化、接点の劣化があるとは思いますが、フルオリでちゃんと動いているものは多少の変化しかしていないと考えるのが妥当なんです。
まぁ、もちろん多少の変化はあると思いますよ。こんなことをやっている人もいますしね笑
エイジングはレアリスティックなエフェクタービルダーでも効果があるって言いますね。僕はまだ検証したことがありませんが。
細川さんのパーツ劣化についての視点は同意です。パーツ自体はほとんど劣化していないに一票。
ちょっとだけ視点を変えてみますが、例えばNOSのNKT213を使ってBuzzaroundを組んでも、ヴィンテージと同じ音は出ないです。NKT275なんかも同じだと思いますが、現在出回っているNOSのトランジスタは、ヴィンテージエフェクターに使われているものと製造ロットがおそらく違うんだと思います。AnalogmanやCornellなんかのリイシューで使われているNOS NKT275と、66年のFuzz Faceに使われているNKT275を比較すると分かると思いますが、形は同じですが印字や質感が全く違うんです。
リイシューの方はトランジスタの印字が太くて幅もありますが、66年のFuzz Faceのトランジスタの印字は細くて幅も細い。名前は同じNKT275だけど明らかに別物だと思います。以前ビルダーの方と話していた時に、Buzzaroundに使われていたNKT213とドンピシャのトランジスタと、太字のNKT213を比べてもらったのですが、トランジスタごとの個体差含め、Buzzaroundドンピシャのものがより精度が高いことがわかりました。
そう考えると、当時と全く同じパーツを使っているリイシューは皆無なので、当然ながら音は同じにはなり得ないと思います。
だから「当時と同じパーツで組んでも同じ音にならない」という前提自体を見直す必要があると思います。本当に当時と同じパーツを使ったんですか?って具合に。
もし、ヴィンテージと全く同じパーツが揃った時、ヴィンテージの音が出せる、と。ロマンありますね~!!!
ドラゴンボールみたい笑 (7つ揃うと願いが叶う)
そうです笑 ロマンしかないです笑
極端な話、本当に検証をしたいのなら、BuzzaroundやFuzz Faceが作られてた当時の同ロットのトランジスタを見つけて、それらを使って組んで、初めてNOSを使っても云々って言えると思うんですよね。
人類(エフェクタービルダー)はまだパーツの劣化を議論できる段階にいないと笑
議論はできますよ笑
ただ、ヴィンテージファズとリイシューの違いを説明し切るには、まだまだ変数が多いということです。
結果として、ヴィンテージを買う理由も増しますし、ヴィンテージクローンを作る意味も増す議論でしたね。
朴さんの「NOSだからって当時のトランジスタと同じだと思うなよ!」は説得力あるね笑
まあPigdogとかもあれだけ良いパーツ使ってもヴィンテージドンピシャが出ない理由の一つはそういうことなんじゃないかと。
DAMはもはやビンテージを再現するわけではなく、コンセプトを固めて極力個体差を少なくしようとしているようにも感じる。
ですね。そして当時のパーツに拘ればこそ、結果音色を決めるのが非常に難しいのかもね。
(質問 5)
「FUZZとRangemaster(トレブルブースター)を同時に使用するのはアリですか?」
今までと比べるとかなりシンプルですが、あえてお二人に聞くこの質問。「FUZZとRangemasterを同時に使用するのはアリですか?」
まず、この例を実践している当時のプレイヤー、現在のプレイヤーはご存知ですか?繋ぎ順も論点になりそうですね。
音の好みやノイズの問題はさておき、発想としては「アリ」だと思います。
今はフットスイッチ付きのトレブルブースターが主流ですが、当時はアンプの上に置いて手でポチッとするものが多かったので、曲の中でファズとレンジマスターを使い分ける又は併用する事例はほとんど見かけませんが。
ファズの特定の成分を強調するためにみんな使ったのが「ワウ」だと考えています。Jimmy Pageの場合はVOXのグレイワウをTone Bender MKIIの前に繋いで、ソロでグレイワウを併用してトレブル成分を強調してますし、Jimi Hendrixも同じ発想でClyde McCoy(ワウ)をFuzz Faceの前に繋いで、抜けるファズサウンドを得ていました。ちょっと面白い使い方をしていたのがMick Ronsonで、彼の場合は上記の二人と同じようにワウをファズ(Tone Bender MK I)の前に繋ぐのですが、ワウの踵側も多用してカッコいい鼻づまりサウンドをソロでカマしてましたよね。当時の写真等を見ると、必ずと言っていいほどファズとワウがセットで用意されていました。
なので、個人的にはファズの特定成分を強調するためにトレブルブースターを併用するのはアリだと思っています。ただ、ファズの後にワウを繋ぐべきだ云々って話もあるように、ファズの前後どこで使うべきかは、また別の議論が必要だと思います。
個人的には使わないけど、やった事はある。Tone Bender MK III → Rangemaster → Hiwattかな?ギターはJaguarで。意外にもニューウェーブな音って感じで悪くはなかった。
実際セットで使ってるのはJ.Mascisくらいしかいないんじゃない?彼は朴さんの言うやり方、サウンドを求めてるのかも。
わかんないっすよ笑 海外だとファズ+トレブルブースターが至高だと思ってる人も結構います。なんにでもD*A*MのRoosterを繋ぐとか。
ああ。RedRoosterは控え目だもんね。アービターT&B Face的な。使えるかも。
J.MascisはJermsのTone Bender MK IとRangemasterの2in1的なやつを使ってるんでしたっけ?
J.MascisはJermsだったね。繋ぎ順はどっちが先だっけ?MK Iかな。
(調査した結果、MK Iが先でした)
こんなスレ、今まで腐る程見てきたなと笑
なんて真面目でいたいけで素敵なスレ笑
実際のところ、60-70年代において、トレブルブースターの接続位置はどのポイントが一番多いのでしょうか?オリジナルのRangemasterに関して言えば、そもそもあの酷いバイパス音でよく使う気になるなと思いますが、、、
圧倒的に最後が多いのでは?そもそも、アンプの上に置くことを前提にしているので、アンプのアタッチメントという認識なのかも。
確かに、あの構造上、アンプの直前でしか使いにくいですね。
見たことはありませんが、もしテープエコーなんかを併用したいならその前に接続するんでしょうけどね。
まあ、それ以外に使うペダルなんてほとんどなかった時代ですから。あとはワウを一番前に繋ぐとか?
さっきの話だと、Jimi Hendrix、Jimmy Page、Mick Ronson、全員がファズよりワウが前って話ですよね。となると、ファズの音は常にワウのバッファーが干渉した上で音作りしてたってことですよね?
バッファーと呼ぶのか音痩せとか呼ぶのかはさておき笑、そういうことになりますね。
バッファードではなく、ワウ回路の出力インピーダンスが干渉しちゃってる音、が正しい表現ですね。いずれにせよ、結果は音痩せです笑
で、とういことは、単品でTone Bender MKIIを弾いてJimmy Pageだー!とか、単品でFuzz Face弾いてJimi Hendrixの音がするー!とか、あり得ない訳ですね?笑
出ますよ、少なくともスタジオ音源なら笑
録音ではファズを単品で使っていたのでしょうか?
スタジオでどうやったのかは、写真には残っていないので正直分かりません笑
あと、ファズの前に何を繋ぐかより、その後に何を繋ぐかの方が大事な気がしていて、例えばファズの前に繋いだワウの音痩せより、その後のカールコードの影響の方が音には影響ありそうな気がするんですよね。その辺りイベントで検証しても良いかもしれません。
おお!この質問の良い締め方になった気がします!
いや、村田さんの方がこのトピックは詳しいですって笑 私はあくまで当時の人がどう使っていたかにしか興味がないので笑
いや、良いんじゃない?僕の意見は別途イベント時にでも笑
実演する時間があればその方がわかりやすいしね。バッファーの部分とか特に。参加する面白味として持ってもらってもいいかも。
確かに、バッファーに関する質問もありました。当日にちょっと触れても良いかもしれませんね。
(質問 6)
「これだけは手放さないという機材(ギターでもなんでもいいです)はありますか?」
僕としては、「あり過ぎて困るわ」が回答なんですが笑、お二人にとってこれだけは手放さない機材、ありますか?
これは… 笑
僕の場合、ヴィンテージエフェクターは電池交換するのが必須だから、裏蓋開ける時に使ってる電ドラ、Panasonic EZ7410が手放せないかなぁ、、、ちなみに、手回しのドライバーで言えば、FeloのESDタイプがオススメです。
知らねー笑笑
いや、参考にします…
お願いします笑
何かあります?絶対に手放せない機材。もちろん、好きなエフェクターは何?って聞かれれば、コレってのがあるんでしょうけど。機材全体で言うと何でしょうね?
もう手放せない機材しか持ってないからなー笑 そこからは選べないな。
もしくは、もう10年くらいエフェクターのリファレンスアンプとして使ってるFender Hot Rod DXがそれになるのかなーって感じです。もしくは、パナの電ドラ笑
手放そうと思えば手放せますし、簡単に再入手できますけど、ずっと使うって意味ではやっぱりそれですね。そうでなければ、手放せない機材200台くらいあります笑
手放せない機材問題ね。大量にコレクションを売ってきた経験から語れます笑
朴さん、転がす派ですもんね笑
いえいえ笑、転がしたくはないですよ笑 でも転がさざるを得ない状況なので。ただその中でも絶対に手放さなかった個体はあります。
朴さん、狙うものが常に大物ですもんね、、、ハゼ釣ってる僕の隣でクロマグロ釣ってる人、それが朴さん。
その例えでいくと、ハゼ狙ってるのにクロマグロ(Vox MKII)釣るのは細川さん。
あれは確かに、ハゼ用の仕掛けにクロマグロかかりましたね笑笑
(2017年、CULT細川はフラッと立ち寄ったNYの楽器店でフルオリジナル、OC81D仕様のVOX Tone Bender MK.IIを発見、入手した)
さて、そんな朴さんが絶対に手放さなかった黒マグロとは!?
・Marshall Supa Fuzz MKI
・Marshall Supa Fuzz (ナローノブ)
・Sola Sound Tone Bender Professional MKII
・Baldwin Burns Buzzaround
は絶対に手放せないものです
えー、Sola SoundのMKII手放さないんですか?笑笑
どれも当時の有名なギタリストの方々が一時代を築いた時に使っていたファズっていうのが最大のポイントです。
先ずSupa Fuzzから、
おお!これは間違いなく寄り目のSupa Fuzz!
え、てか、これここで出してイベントのネタ切れ起こさないです?笑
ネタ切れます笑
朴さん、ネタの放出はほどほどにお願いします笑
今とのころ、朴さんが手放せない機材は壮大なストーリーのあるファズたち、僕が手放せないのはパナソニックの電ドラなわけですが笑、村田さんは何かこれってのはありますか?
俺はやっぱ無いな。強いていえばTone Bender MK1.5かなー。他に「これは!」っていう個体を試した事ないから。トランジスタ交換品だけど。
村田さんのMK 1.5、強烈に良い音しますからね...!!
D*A*Mのリペアでしたっけ。
RAF(ファズマフィア)から購入した逸品(泣)
トランジスタは一方だけ交換ですか?それとも両方?
両方ですね。IMPEXに交換されてるのかな?その後、アメリカの悪党S★□!&?●からMK 1.5を購入したんだけどやっぱりダメで。
使われているトランジスタはIMPEXのなんて型番のやつなんでしょう?
朴さーん!!
母親を呼ぶかのように笑
先生呼ばないと。IMPEX S3-1T ってやつかな?
https://reverb.com/item/11035389-dam-tonebender-pro-mkii-impex-only-1-made
そうそう、それと同じはず。
ですって!そうだ。これだ。
https://www.youtube.com/watch?v=w1G21rNh1dk
Impexは謎多きトランジスタです。Impex搭載のSola Sound MKIIもイベントに持参予定です。
楽しみですね~!Impexのトランジスタが載ったTone Benderって、他のトランジスタの個体と比べて個体数が少ないでしょうか?
遍歴としてはOC75→Impex→OC81Dの順ですかね?IMPEXはどれくらい出回ったんでしょうか?
IMPEX搭載のTone Bender MKIIってすごい貴重じゃない?Supa Fuzzでは何台か見たことある気がするけど。
Impexのトランジスタに型番が書いてないのも怖いですよね。入れ替えられても解らない。
状態が悪い個体を転売するため、悪の組織が「Impexも載ってたってことにしようぜ、どうせ型番も解んねーし」ってことにしてImpex説を作り上げたという都市伝説だって作れますよ。
あれ?ってことはImpexのトランジスタがあれば...
朴せんせー!細川くんが何か悪いこと考えてまーす!!笑
遍歴はその通りですね。個体数は気にするほど違わないと思います。むしろOC81Dの方がレアな気もします。ですが、やはり一番レアなのがOC75のショートボードMKIIですけどね。書き出すともっと細かくなってしまいますが...笑
Sola Sound名義のOC81Dは存在しないとか、近年OC81D仕様のMarshall Supa Fuzzが発見されたとか。その情報欲しいです?
イベントで説明するようなものでもないと思いますが笑
やはりSola Sound名義では81Dが出る前までしか作らなかったってことですか?
そうだと思います。ラージボードのSola Sound名義のMKIIはショートボードよりレアです。
なので、ラージボードが出て間も無くSola Sound名義は無くなったと考えても大丈夫だと思います。
そもそも、Sola名義は数で言うとどらくらい作られたんでしょうね。Voxの方が現存数は多いですよね?
Sola Sound名義は現存が確認されている個体は10数台です。Voxは20数台はあったかと。
Marshall Supa FuzzはSola SoundがOEM生産していた時期(角ばった筐体)のみで50台は確認しています。ですので、Sola Sound名義のショートボードMKIIはMKI並みにレアだと言えると思います。MKIは本物と言われている現存個体は10台以下です。
そしてSolaのラージボードは更にレア、と。
そうっすね...まあ中身はSupa Fuzzと同じなので、MKIIの音だけ欲しければSupa Fuzzを探すのが良いです。Sola Soundのショートボードは音/回路も見た目も唯一無二です。
たったそれだけの規模感で生産していたのか、それともなんらかの理由で破棄されてしまったのか。
イギリスにはたくさん埋まってると思いますよ笑
それなりに生産はされていたものの、今に残っていない、埋蔵されている、っていう考えですね。
VoxのMKIIは少なくとも200台は生産された記録がありますからね。
それでもたった200台ですもんね、、、
そう言えば、
〜〜〜〜〜〜
以上、この後も話は長く続くのですが、続きはCULT PEDAL SHOW会場でお聞きください!!