こちらの商品は10月25日(日) 21:00より発売いたします。
購入は1世帯につき1台のみとさせていただきます。1世帯で2台以上の注文と判断した場合、注文をキャンセルさせていただく場合がございます。
本体にはエイジド加工がされており、どの個体も満遍なく小傷や汚れがございます。外見が理由による返品、交換はお受けできません。
使用されているトランジスタはいずれの個体もMullard製のOC81、OC81Dを組み合わせて使っておりますが、使われているトランジスタの製造年、印字の種類は混在しております。
トランジスタを含め、希少なパーツを使用しているため、今後の入荷ではパーツが変更となる可能性がございます。
あらかじめご了承くださいませ。
Fuzz Face、Big Muffと並び称されるファズペダルの歴史的名機のひとつ“Tone Bender”。
1965年にイギリスはロンドンで生まれ、当時イギリスを中心に活躍していたのちの偉人たち、Jeff Beck、Jimmy Page、Pete Townshend、Beatlesのメンバーなどが使用していたことで知られる、伝説の名機です。Tone Benderは幾度もの仕様変更、OEM生産が行われていたため、そのバリエーションは多岐に渡りますが、前述の偉人たちが愛用していた初期のモデルである通称”Mk.I (1965年発売)”、“Mk.II(1966年発売)”の人気、評価が非常に高く、今も多くのギタリスト、コレクターがオリジナルの個体を探し求めています。しかし、”Mk.I”、“Mk.II”ともに、その知名度の高さに相反して当時の生産数は非常に少なく、現存数は数十台のみと言われており、現在での入手難度の高さは他の多くのファズとは比べものになりません。

▲CULTが所有する1968年製のVOX Tone Bender Professional Mk.II
CULTは幸運にもその数十台のうちの貴重な1台、VOX “Tone Bender Professional Mk.II”を所有しています。Tone Bender Professional Mk.IIは、ロンドンに自身の工房を構えていたエンジニア Gary Hurstによって1966年に開発されたファズペダルで、Led Zeppelinの初期作品のレコーディングでJimmy Pageが使用していたことで特に知られています。
Tone Bender Professional Mk.IIの素性を他のファズを実例に出して分かりやすく説明すると、Fuzz Faceの回路の入力部分に増幅段を足し、ゲインの増強と安定化が図られたようなものと言えます。単純でありながら他に同様の回路を使って作られたファズがないため、音色も唯一無二。当時の他のファズと比べれば歪みの質感も周波数特性も適度に整理されているのですが、後年のファズペダルと比べると良い塩梅で垢抜けない、絶妙な音色です。
その魅力をわずかでも、しかし正しく世に伝えるべく、過去にCULTが所有する個体に限りなく近いリプロダクト品をOrganic Soundsとのコラボレーションによって生み出してきましたが、そのコラボレーションモデルもヴィンテージパーツの枯渇により、2023年の販売を最後に製作を中止せざるを得えませんでした。
しかし、前回の販売から3年が経った今、再び製作が可能なパーツが揃ったこのタイミングで、過去最高の拘りが詰め込まれたTone Bender Professional Mk.IIのリプロダクト、Orga Bender Professional Mk.IIを発表いたします。

筐体は特徴的な楔形のアルミダイキャスト。現代では想像し得ないような形の筐体もヴィンテージペダルの大きな魅力であり、その魅力、存在感を再現しています。筐体全面にOrganic Sounds独自のリアルなエイジド加工が施されており、オリジナルのTone Bender Profesional Mk.IIにある風格すらも再現されています。

使用中は見えない裏面にも、ヴィンテージ個体への追求に余念がありません。黒く塗装された鉄製の裏蓋には、表面と同じくリアルなエイジド加工が施され、使用と経年による傷や錆などが再現されています。裏蓋の角が鋭角に落とされている点もオリジナルのTone Bender Professional Mk.IIに見られる特徴であり、それが見事に再現されています。




内部もヴィンテージの個体と見間違うようなクオリティで再現されています。ジャック、スイッチ、配線材こそ、現行品から選んだものが使われていますが、基板上のパーツはすべてヴィンテージ品です。

写真上側がCULTが所有する1968年製のTone Bender Professional Mk.IIの基板、写真下側が今回のOrga Bender Professional Mk.IIの基板です。CULTが所有するTone Bender Professional Mk.IIは比較的後期の仕様で、入力部のコンデンサーがひとつない回路。電解コンデンサーはすべてEi製で、フィルムコンデンサーと抵抗はIskra製。この回路の心臓部と言えるゲルマニウムトランジスタは3石ともMullard製のOC81Dです。
Orga Bender Professional Mk.IIでもそれらの特徴が再現されており、電解コンデンサーはすべてEi製のヴィンテージ品。フィルムコンデンサー、抵抗もすべて同じくヴィンテージ品で、Iskra製です。

