9/9 EVRは、近年で最も支持されたハイゲイン・ディストーション・ペダルのひとつである9/9を、さらに洗練されたフォーマットに刷新したペダルです。
9/9 EVRの最も大きな特徴は、大きく歪ませてもダブつかない低域を持ち、ソリッドでレスポンスの速いハイゲイン・ディストーションを作れるところにあります。例えばブリッジミュートを刻めば、凄まじい音圧が高速でアンプから出力されます。この優れた特性は、完全オリジナル設計の回路、そして、かつてエフェクトペダルに採用されることのなかった増幅素子“D-MOSFET”が採用されたことに大きく起因しています。
コントロール類はVolume(左上)、Gain(右上)、Bottom(中央)、Treble(小さいノブ)、そして筐体内部にMid-Cutを装備。Volume、Gainの効果範囲は広く作られていますが、Bottomは音圧を左右する低域、Trebleは高域の一部を絶妙な範囲で操作します。
旧来の9/9は、ハイゲイン・ディストーションとはいえども音色的な汎用性はかなり高く、多くのジャンルのプレイヤーが愛用していました。この9/9 EVRではさらに解像度が高くなり、より多くのジャンルにフィットするでしょう。歪みの質感はキメ細かく王道的で、ギターボリュームやタッチへの追従性も良好。各コントロールの効きも秀逸で、サウンドバリエーションも多彩。そして圧倒的にローノイズ。〜〜系といったカテゴリーに入らない、オリジナル回路ならではの個性がしっかりとありながら、ここまでの汎用性があるディストーションは他に類を見ません。
「100年後も動くペダル」を目指して作られた、Leeqtique EVRの新設計を基本搭載。内部に埃の入りにくい密閉型のポット、耐久性と踏み心地ににこだわって選ばれたフットスイッチ、キーストーン社の頑強な電池ホルダー、特注の金属製DCジャック、そしてそれらの採用を可能にした専用設計のアルミ削り出し筐体など、高耐久でオリジナリティのあるパーツ、機構が多数盛り込まれています。
筐体の外装にはアルマイト加工が施されており、過去のLeqtiqueのような塗装の脆さはありません。表面にはShun Nokina氏がひとつひとつ手作業でSwirl(表面のマーブル模様)を描いたステンレス製プレートが精巧に貼られ、過去のLeqtiqueの雰囲気はそのままに、より立体感のある仕上がりになっています。
裏蓋はコインやピックで開けられる構造になっており、ペダル内部へのアクセスも容易です。このことは電池交換を容易にするだけではなく、「ペダル内のパーツや構造にも興味を持って欲しい」というShun Nokina氏の想いもあってのことです。
CULT 細川
Leqtiqueを主催するShun Nokina氏のインタビュー記事もぜひ、併せてご一読くださいませ。
※ハンドメイド品のため、製作時についた塗装の気泡、ごく小さな傷がある場合がございます。
本製品の配色は全ての個体で同様ですが、表面の模様は1台ごとに異なるため、実際にお届けできる商品は掲載された写真と同一ではありません。ご注文の際に外観の指定はできかねます。
あらかじめ、ご了承ください。