楽器業界で言われるような“オーディオ系”を圧倒する、真にピュアオーディオに近い世界観を以て作られた、超ハイファイ・オーバードライブがこのCaeruleum Lightdrive High Definition EVR(以下、CLHD EVR)です。
モデル名のHDが示す通り、まず圧倒的な高さの音の解像度が特徴です。内部に設けられた昇圧回路で作り出す高電圧を超高級オーディオ用オペアンプの駆動に用い、入力信号を忠実に再現する再生力を創出。その再生力を担保した上で、わずかに音域が整理されたような、絶妙な音色変化を得ることができるペダルなのです。通すだけで音が良くなるような感覚があるといえば通りが良いでしょうか。
先述の解像度、再生力の高さはあるものの、CLHDはオーバードライブペダルであるということも大きな特徴です。無駄を省いたハイファイな回路の中に、あえてブジッリダイオードとヴィンテージのゲルマニウムダイオードを組み合わせたクリッピング段を配し、倍音豊かなオーバードライブサウンドを作り出します。最大の歪み量は多くありませんが、わずかなサチュレーションを含んだブースター、軽めのオーバードライブサウンドを作るには最適です。

装備しているコントロール類はVolume(左上)、Gain(右上)という基本的なものに加えて、音色の解像度を操作するDefinition(中央)、そして小さなノブがLow Cutです。Definitionコントロールは一般的なトーン、フィルターなどとは全く異なり、オペアンプの挙動を操作するコントロールとなり、時計回り方向に操作するとオペアンプの挙動を鈍らせ、音色の解像度が下がります。逆に反時計回りいっぱいで最もハイファイな音色となります。Low Cutは過去のCLHDには装備されていなかったコントロールで、文字通り低域を削るためのコントロールです。特にオーバードライブさせた際にあえて低域を切り、カッティングやコードワークに向く軽やかな音色を作ることができます。

内部に鎮座する大きな円筒形の物体は、Duelund Coherent Audioというデンマークのオーディオ用部品メーカーが作るコンデンサーです。Duelund Coherent Audioは世界中のオーディオファンに知られる超高級パーツメーカーで、同社の代表的なコンデンサーである“Cast”は、容量によってはひとつ10万円を超えます。CLHD EVRに搭載されたコンデンサーはCastではありませんが、それほどのメーカーのコンデンサーがエフェクターに搭載されることは過去にも、そしてこの先にも無いかもしれません。
過去のCLHDから進化し、ハイファイなブースターとしても、音楽的なオーバードライブとしても死角の無くなったこのCLHD EVR。すべての方にお勧めできる一台です。
電源は9VDC 2.1mm センターマイナスに対応したパワーサプライ、電源アダプターなどの外部電源、もしくは9V電池に対応しています。
「100年後も動くペダル」を目指して作られた、Leeqtique EVRの新設計を基本搭載。内部に埃の入りにくい密閉型のポット、耐久性と踏み心地ににこだわって選ばれたフットスイッチ、キーストーン社の頑強な電池ホルダー、特注の金属製DCジャック、そしてそれらの採用を可能にした専用設計のアルミ削り出し筐体など、高耐久でオリジナリティのあるパーツ、機構が多数盛り込まれています。
筐体の外装にはアルマイト加工が施されており、過去のLeqtiqueのような塗装の脆さはありません。表面にはShun Nokina氏がひとつひとつ手作業でSwirl(表面のマーブル模様)を描いたステンレス製プレートが精巧に貼られ、過去のLeqtiqueの雰囲気はそのままに、より立体感のある仕上がりになっています。
裏蓋はコインやピックで開けられる構造になっており、ペダル内部へのアクセスも容易です。このことは電池交換を容易にするだけではなく、「ペダル内のパーツや構造にも興味を持って欲しい」というShun Nokina氏の想いもあってのことです。
CULT 細川
Leqtiqueを主催するShun Nokina氏のインタビュー記事もぜひ、併せてご一読くださいませ。
※ハンドメイド品のため、製作時についた塗装の気泡、ごく小さな傷がある場合がございます。
本製品の配色は全ての個体で同様ですが、表面の模様は1台ごとに異なるため、実際にお届けできる商品は掲載された写真と同一ではありません。ご注文の際に外観の指定はできかねます。
あらかじめ、ご了承ください。