【NGD.6】Iittala Tupa Mug
My new gear...
Iittalaの古いマグカップ
前回、楽器以外のものを紹介することに味を占めたので、今回も楽器以外のものを。1940〜50年代に作られた、Iittalaのマグカップです。
特にNuutajärviで多くの傑作を生み出したフィンランドのデザイナー、Kaj FranckがIittalaに在籍していた間にデザインしたもののひとつで、1700年ごろまで使われていたという、森林の灰を材料にする製法のガラスを使って作られているそうです。
とまぁ、偉そうに語っていますが、東京にある大好きな北欧デザインプロダクト(北欧雑貨とは言わせないぜ)のショップ“ELEPAHNT”のオーナーさんの受け売りです。
ELEPHANT
ELEPHANTのオーナーさんとは、とにかくウマが合います。お互いに土俵は違いますが、個人的にはCULTに近いものを感じていて、会うといつも長話をしてしまいます。ポリシーを持った小売店の人と話すのは、どんなジャンルでも楽しいですね。
とにかく、森林ガラスとやらの色が独特です。優れた北欧のデザイナーの多くは、特にマテリアル自体の魅力を伝えることに長けているように思います(主観です)。
とはいえ、近い年代の北欧のマグを取っても、作品の特徴は様々。
写真左はErik HoglundがデザインしたBoda(スウェーデン)のマグ、右は
Per LütkenがデザインしたHolmegaad(デンマーク)のマグです。どれもデザイナーの表現力そのままの物体。しかし、それこそが物作りの基本であり、真髄なのでは。
Kaj Franckの色彩感覚が大好きで、ついつい集まってしまいます。
ELEPHANTのオーナーの言う「IittalaがKaj Franck(
Nuutajärvi)のデザインを我が物顔で売るのが★$#%=」ってこと、めっちゃ解る。
※
NuutajärviはIittalaに吸収合併され、
Nuutajärviで作られていた傑作を現在は
Iittalaが製造、販売している。ただし、色も形も結構違う。
次回こそはエフェクターの紹介を...